自身と仲間の成長のために~バックエンドエンジニアが語る、成長するための秘訣とは~

この記事はこのような方にオススメです!

  • エンジニアの働き方や業務内容、チームの雰囲気について興味がある方
  • インターンから社員になった経緯や決め手を知りたい方
  • Wizleapの社内雰囲気、フルリモート業務環境に興味のある方

 

今回はエンジニアとして活躍する百木さんにインタビュー。

エンジニアチームをリードする百木さん。インターンから正社員になった経緯や、現在の業務内容、エンジニアチームに対する熱い想いを伺っていきます!

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簡単な自己紹介をお願いします!

百木と申します!出身は大分県で、大阪大学理学部数学科への入学を機に大阪で一人暮らしをしていました。現在は地元の大分県に住んでいます。

Wizleapには当初インターンとして参画し、そのまま正社員としてジョインしました。

 

 

エンジニアインターンを始めたきっかけはあったのでしょうか?

単純ですが、大学の掲示板にエンジニアインターンの募集求人が掲載されていたからです(笑)

大学で留年をしてしまった時、自分のために何か努力をしようと思い、大学掲示板のインターン募集記事を見て繊維系スタートアップのインターンに応募をしました。ここが初めてのインターン先です。

当時はコードも全く書けなかったんですが、「努力するので入りたい」とお願いしました。

インターンとして採用するにあたり1ヵ月でPHP(Laravel) でアプリを作成するよう言われたのですが、指定されたものを指定された期間で提出しても意味がないと思ったので、2週間で完成させ提出しました!これが功を奏したのか、無事に採用していただきました。

このインターン先を選んだ理由は、数学以外の知識や技術を身につけたいと思ったことが背景にあります。

大学2年の時、微分積分・解析、幾何・位相空間論、線形代数について学んでいて、例えば、1xA=AはなぜAなのか?の証明をしたり。当たり前をどんどん突き詰めて証明していく授業でした。正直訳が分からなくて、やっていけないと思いました(笑) 大学入学当初は大学院に進学して教授になろうかとも思っていたのですが、大学院に行くことが難しく、数学で食べていくのは難しいと考えるようになりました。

いざ就活となると、東大/京大/阪大/早稲田大に進学した同級生はコンサルを目指す人が多く、自分も最初はコンサル系を目指して就活をしていました。

ですが、就活を続けていくうちに自分がやりたいこととのギャップを感じました。あくまで個人の意見ですが、例えばITコンサルだと、クライアントから依頼されたニーズに対して解決策を設計して、それを下請けに投げるだけで高いフィーをもらっているのではないか、と思うようになったんです。「設計をして実務は人に案件を依頼する」というのではなく、自分はエンジニアとして実務で物を作ることができるようになろうと思い、エンジニアを目指すようになりました。

エンジニアになった現在、業務で数学について学び直していることが多いので、大学時代にもっとしっかり勉強しておけばよかったなと思っています(笑)

 

 

経験がない中でそのスピードでアプリを完成させた百木さん、さすがです!元々別の企業でインターンをされていたとのことですが、Wizleapへはどういった経緯で入社されたのでしょうか?

1社目の商社でインターンをして1年ほど経った頃、WantedlyでCTOの木太久さんからお声がけをいただき、インターンとしてWizleapにジョインしました。当初は合計2社でインターンを続けていました。1社目のインターンを2022年12月に卒業し、2023年2月にWizleapに正社員として入社しました!

実は、最初に木太久さんに声をかけて頂いたのは2022年5月でした。その時インターンをしている中での課題について話しをさせていただき、「Wizleapではこういうプロセスで解決に向けて施策を打っています」と教えてくれました。自分が感じていた課題とWizleapの抱える課題が同じで今すぐジョインして欲しいと木太久さんから打診を受けたのですが、さすがにすぐの入社は怖かったのと、お世話になった1社目のインターン企業への恩もあったので一度お断りしました。

ですがある時、この考えが変わる出来事があったんです。6月になって暑くなってきた時期だったのですが、エアコンをつけたいけどお金がなかったので節約のため我慢、洗濯物も溜めて、コインランドリーに行く頻度を減らしていました。

そんな生活をしていたある日、洗濯物をひっくり返したら虫がいたんです・・・

こんな生活嫌だ、もっとお金が必要だ!と思い、木太久さんにまだインターンとしてジョインが可能かすぐに連絡して、2022年8月にジョインすることになりました。なので、Wizleapでのインターン期間は約7か月間ですね。

 

 

そんな衝撃的な出来事があったんですね。。。2社でインターンをされていたとのことですが、どのように働いていたんですか?

当時は大学の授業は週に1回だけだったので(授業のない日はインターンとしてがっつり働いていたので、授業のある日は唯一の休みといった感覚でした)

9:30起床、1社目のインターンは出社必須だったのでオフィスに自転車で駆け込んで、10:00-15:00まで勤務、Wizleapの業務を15:00-18:00でして、また1社目の業務に戻り18:00-22:00で働いていました。帰宅してご飯を食べたら23:00-3:00くらいまでまたWizleapの業務をして寝るという生活を送っていました。

めちゃくちゃ働いていたので、大学生なのに手取り50-60万円くらいありましたね。大学の学費も自分で捻出していました。

実は、Wizleapにジョインして1週間後に体調崩したんです。でも最初にこけるダメなやつと思われたくなかったので、熱を出しても休まずに仕事をしていました(笑)

そんな生活を続ける中、12月に本気で体調を崩してしまいました。その時、このがむしゃらに働きすぎる生活は流石に続かないと思い、インターンとしての稼働もWizleapの1社だけに絞りました。

良くも悪くも、あの頃は必死だったなと思います。

 

 

実際にWizleapにインターンとしてジョインしてどうでしたか?ギャップはありましたか?

ジョインして、実際の業務上の課題を見て絶望しました。当時の環境がカオスすぎましたね。技術負債がどんどん溜まっていく→課題解決というのは、 1社目でかなり解消できたと思っていたんですが、レベルが違いすぎました。病気で言うと末期レベルです(笑)

当時インターンや業務委託を含め総勢エンジニアが100名ほどいて、溜まっていた技術負債が多すぎたんです。付け焼き刃だとどうにもならない状況だったので、バックエンドの部分から抜本的に改革を進めていきました。

問題の状況を簡単に説明すると、書いているコードが長すぎていくらスクロールしても終わらないんです。

一般的に良いコードの定義が300行以内でExcellent、500行以内でGreatだとすると・・・

当時のWizleapはコードが2,400行だったりとか。スクロールしながらため息が止まりませんでした(笑)設計自体が悪かったんです。これはケースバイケースですが、webフレームワークをそのまま使用していたのが、Wizleapには合っていませんでした。

webフレームワークを使用すると早く成果物を作ることができるので、スタートアップ企業がベンチャーキャピタルに成果物を見せるためには良い手法だと思います。

ただ、そのままの体制で作り続けていても応用性がないので、成長がないんです。RPGで言うと初期装備のままレベルアップさせ続けているようなもの。なので装備自体を変える必要がありました。設計 (装備)を変えるとなっても、何の武器を装備すべきなのかがわからない状態だったので、それを当時のインターンメンバーたちとディスカッションしながら進めていきました。

フロントエンドが得意なメンバーがいたおかげで、優秀なフロントエンドメンバーが自然と集まっていましたが、逆にバックエンドが得意なメンバーがおらず、バックエンドの方は技術負債が溜まっていき、首が回らない負のサイクルに陥っていたんです。なので、勉強会ではメンバーに対して自分の持っているバックエンドの知識を共有していきました。

自分が携わっている間に全部直すのは無理でしたが、かなり改善できたと思います。2023年11月くらいまではずっと改修作業をしていて、11月から新規SaaS事業であるMCマーケットクラウドの業務に着手しました。

現在はMCマーケットクラウドの開発&レビューと、新規事業の開発を担当しています。

 

 

現在では想像できないほどカオスな状況だったんですね。そんな状況の中正社員として入社しようと思った決め手は何だったのでしょうか?

圧倒的な成長スピードに魅力を感じていました。

1社目のインターンは大学卒業と同時に辞めようと思っていたので、先ほどお話したように就活をしていたんですが、自分はインターン先ですでにエンジニアの技術を学んでいたので、新卒人材の技術レベルよりすでに上回っている自信がありました。

でも新卒で入社したら、研修から簡単な技術を学んでいくことになるので、成長のスピード感が鈍化してしまうと思ったんです。入社したらバリバリ働いていきたいと考えていたので、その点Wizleapは魅力的なポイントが多かったです。

でも正直、葛藤もありました。Wizleapに入社して半年で、まだ自分の技術レベルが伸びていないと感じていました。当時のWizleapは今と違って環境面が整い切っておらず、エンジニアチームの環境的に誰かに教えたもらったり、タスクがあるようなポジションを任せられていなかったので、それが続きそうだったのが悩みポイントでした。

新卒入社と、環境面はまだ整っていなくても実務をこなしてバリバリ成長できる環境のWizleap、どちらが成長していけるか天秤にかけてWizleapに決めました!

 

 

では、現在の業務内容&1日の流れを教えてください!

バックエンドの業務としてはSaaSプロダクトであるMCマーケットクラウドのレビューがメインです。MTGすることも多いです。

新規事業開発にも一部携わっています。

1日中新規事業の開発をしている日もあれば、午前中に開発業務をして、午後からレビューをする日もあります。

レビュー案件のメイン対象は後輩社員2名で、この2人の成長スピードがすごいんです!モチベーションが高く、スポンジ状態なんですよね。スカスカという意味ではなく、吸収力がすごい時期で。10インプットすると20-30と成長してくれるんです。レビューするやりがいや面白みを感じます。

人間のスイッチはどこにあるかわからないなと感じています。自分のスイッチは先ほど話した「虫事件」でしたが、人によって原体験が違うので、自分の気づかないうちに後輩のスイッチを押せてモチベーションが上がっているのを目の当たりにすると嬉しい気持ちになります。

以前開発においてエラーを出してしまった時、他部署メンバーからエンジニアチームに対して厳しいフィードバックを受けた事があります。その時の言葉が響いて、さらにいい成長サイクルに入っていけるメンバーが多いと感じています。それぞれが描いてるキャリアパスを念頭に置き、どうすればその人の目標が達成できるか、そのためにはどういうスキルや技術が必要なのかを考えながら、レビューを通して良いフィードバックができるように心がています。その過程でやる気スイッチも押してあげられたらベストだと思います。自分のやる気スイッチがどこにあるか本人にもわからないと思うので、自分がそこをリードしたり、手本となる存在になりたいと思いながらレビューをしています。

レビューはコードの品質を担保するために行っているものです。スケールを阻害しないか、要件定義に沿っているかを見ることがベースですが、これだけだとただレビューするだけになってしまいます。目的を見据えずに宿題をこなすだけだと意味がないんです。レビューを通してその人の成長を促すことでレビューの本当の意味を発揮すると思っています。

縁があってせっかく一緒に働いているので、メンバーの成長に必要なことまで考えて動くのは当たり前だと思います。なので、これからも自分がもっているものはメンバーのために全て還元していきたいです!

 

 

ここまでメンバーのことを想って仕事に取り組んでいるのには、何かご自身の実体験があったのでしょうか?

1社目のCTOとの会話の中で、「初めての実務、自分やっていけますかね?」と質問すると「できることから始めて、徐々にタスクを増やしていこう」と言われたことが記憶に残っています。マネジメントのエッセンスを学べた一言だった気がしますね。個人の今の実力に合わせて業務をアサインし、成長するためのサポートをする。成長にあわせて業務範囲を広げていくのが良いと思っています。

ある時、1社目のCTOにお子様が生まれ、業務が回らなくなってしまったことがありました。その時は自分がCTOの業務を巻き取ったり、ビジネス側とのコミュニケーションを担当したりとカバーにまわりました。CTOの方も家族を大事にするフェーズで大事な時期だったと理解しているのですが、一方で、意思決定の判断を仰いだり、質問をしてもすぐに回答が来なくなってしまって、放置されていると感じてしまったことがありました。CTOであり唯一のエンジニアの同僚、上長、先輩。なんでもその人に聞く関係性だったので。今では彼の感情も理解できるんですが、当時はこの程度なんだと思ってしまう部分もありました。信頼関係ってとても重要で、信頼している仲間から答えが返ってこないとがっかりするし、状況が分かっていても残念な気持ちになってしまうんです。

自分はレビューをする上で、こういったこと絶対にしないようにしようと思う原体験でした。

レビューをしてくれる人は防波堤だと思っています。分からない、行き詰まった時にある程度答えをくれる存在です。組織が大きくなると、CTOまで質問がいくことはほぼないと思うんです。なので、上長やマネージャーが答えられる必要があると感じています。

だからこそ自分は技術的な部分で、こういう時はこうしたらいい、と言った指針を出し続けられるようにしていきたいです。

 

 

そのような経験が今の百木さんの仲間を想って働くことに繋がっているんですね。Wizleapの中でレビュー文化が徹底されたきっかけはあったのでしょうか?

エンジニア合宿がきっかけですね。合宿の中でレビューをちゃんとやろうという取り決めができました。

昔は全社で合宿をしていたんですが、しばらくやっていなくて。エンジニアで合宿をしようという話がようやく実現したんです!夜はトランプをやろうという話も出ていたんですが、勉強、勉強、勉強でそんな時間は全くなかったです(笑)合宿のハイライトは、ベッドが1台足りず自分が床で寝る事になったこと、CTO木太久さんが他のお客さんがいなくなった温泉で泳いでいたことです!(笑)

話が少し脱線しますが、先ほど話したよくレビューをする後輩社員の1人は自分が最終面接を担当したのですが、「レビューしてもらえそうだから」が彼の入社理由でした。彼も自分と同じ新規プロダクトの開発を一緒やっていくつもりが、人員配置の問題で売上規模の大きい「マネーキャリア」の開発担当になってしまって。マネーキャリアは技術負債が多すぎてレビューどころの話ではありませんでした。

そのような中、自分も新規事業開発で忙しくなってしまってなかなかレビューができない日々が続き、前職のCTOと同じ「放置」をしてしまっていると気が付きました。その時、いろんなことを言い訳にするのは止めようと決め、自分の甘えを再認識して、メンバー全員で改めてレビューをしようと認識を改めました。

 

 

先ほどのお話と少し重なりますが、どんなところに楽しさややりがいを感じますか?成長を実感したことはありましたか?

レビューに関しては、仲間の成長やシステムの安定性につながることですね。

自分の力を発揮してその成長に一役買っている楽しさとやりがいを感じています。

新規事業に関しては、いきなり官公庁との折衝が生まれたり。自分が大学生の頃には全く想像できないようなビジネスに携われていて、ワクワクしています。

ビジネスが伸びていくということは、会社が大きくなっていくことなんだと実感しています。例えばオフィスの移転(雑居ビルから高層ビルの19階になったことや総会をしたこと)、SaaS事業が伸びてきて売上1億達成できたとか。成長の渦の中で、今しか経験できないことをたくさん経験できています。

スタートアップ時代の良さを残しながら大きなビジネスに携わることができて、会社とビジネスの成長を最前線で体感できてとても楽しいです!

 

 

エンジニアチームの雰囲気はどうですか?

非常に良いです!エンジニアチームは人間性に優れたいいメンバーが集まっているので、新しく入られる方もすぐに馴染めると思います。

メリハリがあって締めるところはしっかり締めるチームですが、課せれらたミッションをこなしていれば、MTG中、ジョークを交えたり一発ギャグをしたりしてもOKな雰囲気でもあります (笑)

 

 

エンジニアチームの皆さんは年齢も近くチーム仲が良いですよね!素敵です!!社内全体の雰囲気はどうでしょうか?

組織が急拡大していく中で、独特の雰囲気があるかなと思います。今までは全員と話したことがあって、知らない人はいなかったけど、今は他部署のインターン生など知らないメンバーもいて、正直少し寂しさもあります。

これは会社が大きくなってきたことによる寂しさですね。全員とよく話してお互いのことを知り尽くしている、みたいなフェーズではなくなったな、という。

ただ、組織が拡大すると変な人や気難しい人が入ってくるのは避けられないかなと思っていたのですが、そういう人が一切いないんです。いい人ばかりで安心しています。

 

 

フルリモートでの業務や、チームの連携についてはどうでしょうか?

最初はフルリモートなんて無理だろ!と思っていたんですが、やってみたら意外とできました。

普段会っていないからこそ、ふとした会話の中で共通の趣味が見つかってびっくりしたり、面白いですよ。

チームミーティングは週1回、社内勉強会は週2回行っています。最初は10分勉強会だったのが、みんなのやる気が強く今は1時間になっています。

 

 

エンジニアの皆さんはとても忙しそうですが、業務とプライベートの両立はできていますか?

休日は新規事業に関して(確率と統計)の勉強をしたり、Kaggleでコンペに参加して自分の実力を試していることが多いです。

あとは、阪神ファンなので野球を観にいったりもします。昨年の日本シリーズで甲子園のバックネット裏2列目あたりで観戦しました!

 

 

今後深めていきたい技術や描いているキャリアはありますか?

新規事業開発の面では、現在社内で1人スタートアップといわれているのですが(笑)、まずは個人で強くなって、いずれチームとして確立していきたいです。ビジネスチャンスが来た時に絶対に取りこぼさないようにしたいですね。

バックエンドの面では、常に他のメンバーの一歩先を歩いて、みんなの見本になっていきたいです。

 

 

最後に、Wizleapに興味を持っている方々に一言お願いします!

今のWizleapは大きな企業の側面とスタートアップの側面を両方持ち合わせている企業です。

どっちの課題にも直面できるし、どちらの良さも体験することができます。

こういった環境を経験できる企業はなかなかないので、Wizleapの求人を見つけた人はラッキーだと思ってぜひチャレンジして欲しいです。

技術面では、自分で課題を見つけて改善していけるので、さらに成長していける環境です!

 

百木さん、ありがとうございました!

エンジニアとしてさらに成長したい方、企業の成長に面白みを感じて頂ける方に是非応募していただきたいですね!

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みなさま、ここまでお読みくださりありがとうございます。

Wizleapではフルリモートでできるエンジニア職をはじめ、多数のポジションで鋭意採用中です。少しでもご興味を持っていただけましたら、気軽にカジュアル面談を申し込んでいただけると嬉しいです。心よりお待ちしております。

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